自由に描く絵
- sakura295
- 8月29日
- 読了時間: 1分
保育室には、子どもたちが自由に絵を描けるスペースがあります。 「描きたい!」と思った子どもが、自分で画用紙や絵の具を用意し、絵を描き始めます。これは、当園が長年大切にしている保育方針の一つ、子どもにさせる、ではなく「子どもがする保育」に基づいた活動です。
大人が「〇〇の絵を描きましょう」とテーマを決めるのではなく、子どもたちが自分の描きたい絵を自由に描くことを大切にしています。 私たちは“自由に”と言われると戸惑うかもしれませんが、子どもたちは違います。 まず、何かを描こうとは考えていないのです。描き始めるうちに、「〇〇に見えてきた」「もっと大きくしよう」「この色じゃなくて、こんな色も」など、絵は変化していきます。もちろん、最初から描きたいものを持っている子どももいますが、描くものを決めるのは子ども自身です。
絵の具は赤、青、黄の三原色のみをご用意しています。そのため、他の色は子どもたちが自分で混ぜ合わせて作ります。絵の具の濃さや水の量も、子どもたちが自分で調整します。 子どもたちは自分の世界に没頭し、独り言を言いながら、時には友達と話し合いながら絵を描いています。保育士はそれを優しく見守るだけです。 この絵を描く活動は、子どもたちに大変人気があり、順番待ちができるほどです。
















